秋は日本の文化と自然を学ぶとき

2016.10.28.20:53

9月の中ごろから「ハロウイン」「ハロウイン」と世の中はさわいでいます。
僕の幼少年期や青春の時代には「ハロウイン」の「ハ」の字もありませんでした。
今の時代、「変身願望」や「バーチャル」が好きなのかもしれませんが僕には理解できません。

秋の行事といえば日本では「十五夜」の「お月見」からはじまり、
「お彼岸」「敬老の日」が9月で、
10月になると「稲刈り」「秋まつり」「いもほり」「運動会」と続きます。
あそびの会では、そんな日本の伝統行事を大切にしたいと考えています。
そして秋の自然とたくさんふれあうことにも配慮しています。
「日向山登山」では「ひがんばな」の群生や稲刈り風景を見ました。
世田谷公園で「まてばしい」を拾い、プレーパークでフライパンを借り、煎ってみんなで食べました。
歌は「コスモス」「どんぐりコロコロ」を歌っています。
「大きな栗の木の下で」の歌は「栗」を秋のくだものにかえて歌います。
「秋のくだものは?」の質問に口々に
「柿」「りんご」「なし」「ぶどう」「みかん」等々と答えています。

11月は子ども遠足で「子どもの国」に行きます。
いちょうの黄色・もみじの赤がとてもきれいです。
「からすうり」も、手にはいるかもしれません。
その後は「七五三」です。「ちとせあめ」を入れる袋を作って、
太子堂八幡におまいりに行きます。
勤労感謝の日には秋のウォーキングで「いもに会」をします。
「いもに」は山形県の郷土行事ですが、あそびの会では30年ほど前から
行事としてとりいれています。
11月3日の文化の日も日本国憲法が公布された大切な記念日です。
日本の文化や伝統を子どもたちに伝えていくこともあそびの会の使命だと考えています。

とはいえ、ハロウィンも無視はできないので、子どもたちには、ちょっぴりお菓子を配ります。
秋の夜長、僕は読書を楽しむつもりです。

(石川)

みんなで頑張ろう運動会

2016.09.30.21:36

いよいよ後期が始まります。

前期は歩くこと、生活グループになれること、
こいのぼりや七夕飾りの製作を通して手先を訓練すること、
「プール保育」や「海の合宿」で水になれ、泳ぐことなどを中心に
保育をすすめてきました。
その他に「茶つみ」「アルプス一万尺」「あんたがたどこさ」等の手遊びや
「ぬり絵」「お手玉」に子どもたちは夢中になりました。

後期は「運動会」から始まります。
運動会は子どもたちが様々な能力を獲得するいい機会です。
ひよこ組は初めての運動会です。
まっすぐに走ることができるでしょうか。
ひよこ組の競争は、「おしたく競争」です。
ヨーイドンでシートまで走り、くつをぬぎ、
自分のリュックにお弁当箱を入れ、
チャックをしめ、一人でしょって、
くつをはいて、ゴールをめざします。
半年間自分でできるようにがんばって指導してきましたが
できるようになったでしょうか。

大きな子どもたちは、もっとたくさんのことをします。
ハチマキを結ぶ(年令によって結び方は違う)、
とったハチマキを4つにたたむ、
カンポックリで歩く、
正十二面体のサッカーボールを蹴ってコントロールする、
片足でトンボのポーズを「5」かぞえる、
万国旗として飾る自画像を描く、
運動会の歌を歌う、
三角の三色小旗を作る‥等々、
やることはいっぱいあります。

そして大変なことは、おゆうぎとリレーをマスターすることです。
おゆうぎはおどりそのものを覚えることも大変ですが、
隊形の変化をひとりひとりが違う動きで覚えなければなりません。
まわりを見ながら自分の位置を決めるのは、とてもむずかしいのです。
リレーも大変です。バトンをもらったらすぐに走るということを
きりん組に教えなければなりません。
ぞう組がどれだけ協力できるかが勝負です。

23日晴れるといいね。

(石川)

体験は人生を豊かにします

2016.09.07.14:36

長い夏休みがやっと終わりました。
夏休みに子どもたちはいろいろな体験をしたようです。

石川さんの体験は魔法使いになったことです。
32年目のパルパルサマーキャンプで、
れいちゃんのお姉ちゃんのふゆちゃんとななこちゃんのお姉さんの
りりこちゃんの3人で「雨をやませる魔法」をマスターしました。
3人で声をあわせて、じゅもんをとなえると5〜10分で雨が止むのです。
7日間のあいだに5回使ったのですが、5回と大成功でした。
ですから今回のキャンプは一度も雨で困ることはありませんでした。

もう一つの初体験は、右目の白内障の手術をしたことです。
右目がよく見えなくなってきたので、和子さんの紹介で
8月の初めに眼科に行ってきました。

「白内障ですね。右目は手術した方がいいですね」
「手術します。いつですか?」
「手術する病院を決めて、いろいろな検査があるから11月頃になると思いますよ」
「えっ!もっと早くはできないのですか」
「私がやるとしても9月はいっぱいだから10月ですね」
「8月で手術のできる日はありませんか」
「19日はあいているけど、早すぎるでしょ。2週間後よ。」
「いいですよ。日帰り手術でしょ」
「そうよ。じゃあ検査に行って。手配するから」

と言うことで19日の午前11時に手術しました。
手術時間は約15分。麻酔がきいているので痛みはなし。
右目を照らすライトがオレンジ・黄みどり・黄色・赤と
万華鏡やオーロラのように変化してとてもきれいでした。
そのファンタスティックな映像に見とれているうちに終了。

右目の視力は左目を上まわるようになりました。
まだ新しいメガネができないので視力がスッキリすることはありませんが、
来週からはきっと新しい世界が見えることでしょう。
秋の景色を楽しみにしています。

(石川)


夏休みは、おばあちゃんと遊ぼう

2016.06.29.12:32

今年はあそびの会のプランター菜園が順調です。
バケツ田んぼの稲はスクスクと育っています。
ピーマンとゴーヤとキュウリのうち、
ピーマンとキュウリは早くから身をつけ、
もう11個も収穫することができました。
ぞう組の名簿順から配っていますが、
今年はらいおん組も、もらえそうです。
金魚も暑くなり週一回の水がえが大変ですが
十数年たち、とても大きくなりました。
植物も金魚もかたつむりも手をかければ、すくすくと育ちます。

子育ても同じです。
しかし、現代は昔と違い、子育てがしにくくなっています。
その大きな原因は、「バリアフリー」と「核家族」だと思っています。
バリアフリーは高齢者にとってはありがたいのですが
発達のために手先きの訓練がたくさん必要な幼児にとってはくせものです。
水道の蛇口も階段の上り下りも自動になってしまい
テレビのチャンネルも電話のダイヤルも指一本ですんでしまいます。
核家族も子育てには不利です。
脳科学の研究の進歩により、(2000年以降)
人間の発達で3才〜8才に必要なことは
異年令と交流がとても大切だとわかってきました。

あそびの会ではそのことが経験的にわかっていたので、
30年前から異年令による「たて割り保育」を実施してきました。
太子堂デーホームでの語り部もお年寄りとの交流をねらったものです。
しかし、年一回では効果があるとは思いません。
7月末のパルパルサマーキャンプは、
小学生・中学生・高校生・幼児の
「子どもたちのたて割り教育」ですがお年寄りとの交流は少ないのです。

人類進化学では「祖母効果」といわれるものがあり
祖母と接触する頻度がプラスに作用すると言われています。
(ちなみに祖父との接触は関係ないらしい)
長い夏休み、ぜひおばあちゃんと接触する機会を
たくさん作ってあげてください。

(石川)

父の日のプレゼント

2016.06.06.11:59

「あそびの会だより」の巻頭言を書き始めて
三十数年。
小学校や中学校の「学校だより」の巻頭言は校長と
副校長が輪番で書くので2ヶ月に一度でいいのに、
毎月となると時々負担に感じる時があります。
新聞のコラムを書いていた時は毎週書いていたの
ですが、「あそびの会だより」となると
読み手を意識してしまい
何を書こうかと迷ってしまいます。

子どもの貧困や格差社会について書こうか、
数年分の「あそびの会」だよりを読み返してみると
6月号は父の日に関しての記述が多いので、
父親の役割について書こうか、
〆切りは月末なので、休日は考えないことにして、
趣味の読書を楽しむことにしました。

僕の読書好きは、高校2年生の時にはじまりました。
クラスの友人数名と日本文学100冊を誰が一番に
読破できるかカケをしたことに端を発しています。
古本屋で文庫本を買い年に100冊ほど乱読しています。
この頃は長男の嫁さんが定期的に読み終えた本を
回してくれるので、いろいろな分野の本を
読むようになりました。

今回手にしたのは浅田次郎の
「壬生義士伝(みぶぎしでん)」。
浅田次郎は東京生まれの同世代の作家で、
「鉄道員(ぽっぽや)」が有名です。
読みはじめたら、止まりません。
江戸末期の封建社会が、人々にとって
どんなにひどいものだったか。
そんな時代に父は何をすべきか、何を守るのか、
命に替えても守りたかった子どもたちの物語が
延々と続きます。
文庫本<上><下>の長編小説ですが
一気に読んでしまいました。
読み終えて、これを書いています。

父の日に贈り物をするなら
「壬生義士伝」にしてください。
きっと喜ぶと思います。
子どもも奥さんも父親自身も。


(石川)

歩こう。歩こう。いっぱい歩こう。

2016.05.03.11:17

「あそびの会」の保育は
戸外を歩くことから始まります。

と募集要項には書いてあります。
三十数年前に書いた文章ですが、
今も全く変わりません。
今年度も新入会児9名と一緒に歩きはじめました。

今年はツツジももう満開です。
歩きながら「この花なーんだ」
子どもたちは口々に
「チューリップ」「あたり〜」。
子どもたちがわかるのはチューリップと桜ぐらい。
覚えられても覚えられなくても
「これはフジ。むらさき色のうすいのを藤色っていうでしょ」
「このいいにおいはジャスミン」
「この白い花はスノーボール」
「こっちの白いのはにおいがするから柴桜の白だよ」
と話しかけながら歩いています。

僕はあそびの会の他に
NPO法人生涯スポーツ支援ネットワーク世田谷
(通称NPO法人・サーンズ)も手伝っています。
知的障害者とスポーツを楽しむ会です。
スキー・キャンプ・サイクリング・ボーリングや
月一回の歩行会を開催しています。
もう十年以上、毎月の歩行会に参加しています。
4月24日(日)には舎人ライナーに乗って
見沼代親水公園と舎人公園を散策してきました。
小雨がふっていましたが、花ミズキがとてもきれいでした。
普通の歩行会と違い毎回約4kmと短いのですが、
おしゃべりをしながら、ゆっくりと歩く楽しい会です。
5月は15日に荒川小菅緑地公園と小菅スポーツ公園を歩きます。

車や自転車ではなく、いっしょに歩くことは、
体験や感覚・感動を共有することができます。
子育てで大切なことは、親子で同じ体験をしたり
感覚を共有できることだと思っています。
休みの日には、親子でいろいろな場所を散策してみてください。
東京都内にもいっぱいいいところがありますよ。

(石川)

入会・進級おめでとうございます

2016.04.22.18:53

今年度も昨年度と同じ34名でスタートします。
38年目のスタートです。
40年以上保育をしていて自信はあるのですが、
「本当にこれでいいのか」という不安が常にわいてきます。
不安を解消するには学習しかありません。
3月に新聞広告でみつけた3冊の本を読みました。

内田伸子さんの『子育てに「もう遅い」はありません』
(冨山房インターナショナル)
祖川泰治氏の『小学校前の3年間にできること、
してあげたいこと』(すばる舎)
澤口俊之氏の『発達障害の改善と予防』(小学館)
の3冊です。

内田伸子さんは1946年生れの
発達心理学・保育学の御茶ノ水大学の先生。
祖川泰治氏は1950年生れで
徳島県にある祖川幼児教育センターの園長先生。
澤口俊之氏は1959年生れの脳科学者で
澤口式育脳法をもとに教育相談をなさっています。

3冊とも「あそびの会」の保育方針や保育方法が
間違っていないことを確認するのに役立ちました。

身体をいっぱい動かすこと、
手先を訓練すること、
自然体験をたくさんすること、
読みきかせをすること、
生活発表などでいっぱいしゃべらせること、
パズルやブロック・かるたをすることなどが
大切だと書いてあり安心しました。

あそびの会ではやっていませんが、
早期教育と呼ばれている幼児期の
英語教育・暗記学習・フラッシュガード・
デジタルゲーム等は脳の発達に有害であり
一利もないと3冊とも指摘してありました。

今まで行ってきた保育を今年度も続けていくことに
自信が持てましたので、頑張ります。

幼児期の子育ての時間は、ほんのちょっぴりです。
手はかかりますが子育てで一番楽しい時代です。
みんなで楽しみながら、ゆっくりと子育てしましょう。

(石川)

ことばをたくさん覚えましょう

2016.03.09.20:37

あそびの会にはケースに入ったおひなさまセットが飾ってあります。
これは、あそびの会の保育室が三軒茶屋2丁目にあった頃、
近所の方から「娘のひな人形ですがお嫁に行ったので、飾って
子どもたちに見せてあげて下さい。」と頂いたものです。
もう30年以上あそびの会で飾っています。

こどばを覚えるにはとても良い教材です。
世の中に「知らなくていい物の名前」はないし、教えないかぎり
子どもは覚えることができません。
クリスマス会で「十二支」や「じゅげむ」を覚えたように、
サトウハチロー作詞の「うれしいひなまつり」でたくさんの言葉を
覚えています。
「ぼんぼり」「五人ばやし」「金のびょうぶ」「白酒」「右大臣」
「帯」「弥生」「三人官女」などがそれです。
ひな人形を見ながら、「ひしもち」「ひなあられ」
「右近(さこん)のたちばな左近の桜」「かご」「牛車(ぎっしゃ)」
などの覚えました。

スプーンやフォークはわかっても「おたま」「しゃもじ」が
わからない子どもが増えているようです。
ボキャブラリーを増やしていくのは、親がどれだけていねいに
会話していくかにかかっていると思います。

「今日の夕飯はハンバーグよ」と言うのではなく、「今日の夕飯は
牛肉と豚肉の合い挽き肉で作ったハンバーグよ」と言うと
「牛肉」「豚肉」「合い挽き」という3つの語いが増えます。
「横にあるニンジンはつけあわせでグラッセというのよ」と言えば、
「つけあわせ」「グラッセ」と2語増えます。

絵本の読み聞かせや毎週月曜日にやっている生活発表も大切な事
ですが、なかなか時間をとるのは大変です。
毎日行っている親子の会話をていねいにするだけで、語いが増え、
国語力がアップします。

子どもへの声かけをちょっと工夫してみませんか? (石川)

「ラッセル」ってなぁに

2016.02.08.22:32

今年も雪の合宿は晴天で楽しく遊ぶことができました。
合宿は日常の保育の中では体験できないことをたくさん体験しました。
一面雪のゲレンデでソリ遊びに夢中になり、初めて乗るリフトは高くて
ちょっぴりこわかったけれど、下を見ると「足あとの絵本」で見てきた
うさぎの足あとが雪の上に点々と続くのを発見することができました。

絵本やテレビで知っていた「かまくら」や「つらら」も本物の大きさに
おどろき、実際に中に入ったり、手でさわったりして実感する事が
できました。
「建物のそばに近づいてはダメ。屋根から雪が落ちてくるから」と
注意していても、なかなか理解できない子どもたちでしたが、今回は
2日目の夕方、広場で遊んでいた子どもたちの目の前で数回にわたり
屋根からの落雪を見ることができました。
「下にいたら、大きなつららが顔にささって死んじゃうね」と
びっくりしていました。

雪国でなくてはならない遊び、「雪の中のゼリー探し」や
「雪でのかき氷・アイスクリーム作り」も楽しみました。
リフトに乗ったりスキーやソリをするのは親子でゲレンデへ行けば
できることですが、このような遊びはなかなかできません。

あそびの会の雪合宿のメインは3日目にあります。
それは戸隠神社中社へ行く道で行ないます。
スキーを楽しむ家庭でも、子どもたちが出会う雪は、
除雪された道や凍った道・圧雪されたゲレンだけです。
積もったままの雪の上をラッセルしながら歩くという体験は
できません。中社へいく近道でそれをします。
ヒザより深く沈む歩みを200m続けなければなりません。

脱げた靴を雪の中から探し、ころんだり、手を使ったり大変です。
子どもたちの顔は笑顔でした。
「また来ようね」と言っていました。      (石川)

2016年1月号「2016年もいっしょに頑張りましょう」

2015.12.22.14:57

1年の始まりです。
僕たちの仕事や役割を確認していきたいと思います。
「あそびの会」は子どもたちの集団生活を通じて、
子どもたちの発達を保障していきます。
幼児教育というと「○○ができる」という個別課題の
習得を目的にしがちですがそうではありません。
集団で生活したり、様々な遊びや自然体験を通して
友だちとの関係を深めていきます。
友だちとの関係はいつもいい方向とは限りません。
いじめたり、けんかをしたりします。
しかし、その中で他人との関わり方や認め方を学んで
いきます。
「あそびの会」は子育て支援業ですから、親たちにも
そのことを学んでほしいとと思っています。
「自分の子ども」から「自分たちの子どもたち」にと
視線が広がっていくといいですね。
それをするのも僕たちの仕事だと思っています。
今年もよろしく。
(石川)
プロフィール

あそびの会父母会

Author:あそびの会父母会
おたまじゃくしやザリガニを
とったことがありますか?
シロツメ草で
かんむりが作れますか?
シイの実を
食べたことがありますか?
あそびの会は、何でも吸収する幼児期に たくさんの体験をさせてくれる 幼稚園より自由な保育グループです。

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